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精神分析への誘い Invitation to Psychoanalysis

当院は保険医療機関ですが、自費診療(精神分析療法)も行っています。興味のある方は、ご一読ください。

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クリニックを開業して10年が過ぎました。我々を取り巻く世界は、ますます先の見えない不安で満たされています。これまで頼りにしていたものが次々と失われ、私たちは一体何を頼りに生きていけばいいのでしょうか。

かつては、こうすれば幸せになれるという思いこみ(錯覚?)があり、皆がそれを追っていれば幸せになれた時代がありました。バブルがはじけ、大震災を経験した今、こうした思いこみは幻であったことに気づき、多くの人がうつや不安に苦しんでいます。これからは、自分自身で自分の生きていく道を見つける必要がありそうです。でも、それはとても難しいことです。

なぜなら、ある人たちにとっては、自分は何者で、何がしたいかを知ることはとても難しいことだからです。今、多くの人が自分探しに迷い、途方に暮れています。出口はあるのでしょうか?自分らしく生きることは可能なのでしょうか?

深く自分を知り、生き方の変化をもたらすものとして、精神分析があります。外国映画で見たことがあるかもしれませんが、カウチ(ソファー)に横になり、思いついたことを自由に話していくスタイルです。もちろん、精神分析で全てが解決するわけではありません。しかし、精神分析以上に深く自分自身を見つめるものは他にはあまりありません。

精神分析には、長い時間と根気よく自分を見つめる作業が必要です。時には苦痛も伴うでしょう。経済的負担も大きいでしょう。しかし、これまで誰にもいえなかったような深い苦しみ、哀しみを話していく中で、苦しみ、哀しみを抱えながらも、自分なりに生きていく道を見つけられる可能性が開かれるでしょう。

ただ、全ての人に精神分析が適切とはいえません。何度かお話を聞かせていただき、分析に入るのが適切かどうかをまず話し合っていきたいと思います。

関心のある方は、Q&Aをご一読いただいた上で、ご連絡ください。

Q1:精神分析とはどんなものですか?

無意識という言葉を聞いたことがありますね。精神分析では、意識というのは氷山の一角のようにごく一部で、意識下には広大な無意識の世界が広がっていると考えます。何気ない間違いや夢に無意識が垣間見えることがありますが、無意識はすぐに閉じてしまうものです。しかし、無意識は常に我々の中で働いていて、考えや感情、行動に大きな影響を及ぼしています。普段自分だと思っているものは、広大な無意識に比べるとごく小さいものです。この無意識の領域は、過去の記憶、体験、葛藤がまとまりなく漂っています。人生のうまくいかなさ、憂うつさや不安、恐怖など、無意識の混沌に由来していると考えられます。

精神分析を受けているうちに、自分自身と思い込んでいたものは不確かなものになります。かわりに幼い頃からの様々な人との間で体験したことから生まれた混沌としたものに触れるようになります。しかし、それは見たくないもの、認めたくないもの、恥ずかしいもの、話したくないもの、言葉にもならないようなもの、これまで自分の奥底で深く閉ざされたものです。この部分に触れることは大きな苦痛を伴います。思い出したくない、ましてや話したくもない、こうした思いに打ち勝ちながら、自由に話せるようになると、閉ざされていた扉が開かれることになります。深く隔離されていた部分が開放され、そこから自分の固有の問題が浮かび上がってきます。徐々に、独自の空想を抱いている独自の存在であることに気づきます。大きな幻滅を味わいながらも、失ったものは二度と戻らないことを思い知らされながらも、不完全だけれども独自の存在であって良いのだと、かけがえのない自分の存在を認めることができるようになります。その時、周りの人との関係も、今までとは違ったものになるでしょう。

道は長く険しいものです。しかし、ありのままの自分を受け入れるという、かけがえのない体験になることでしょう。

Q2:一回の面接時間はどのぐらいですか?

一般的な精神分析では、1回50分が標準ですが、私自身はフランス、ラカン派の分析を受けています。ラカン派の分析では面接時間は固定されておらず、その時の連想の流れに応じて終了時間は変化します。目安は、概ね20〜30分です。

Q3:料金や頻度や期間はどのぐらいかかりますか?

保険適応ではありません。1回5000円です。
頻度は、人によって週1回から5回と幅はあります。
一般的に頻度が多いほど分析の進展は早いようです。
分析に入る前に、相談の上、決めることになります。
期間は、個人差がありますが、数年にわたることもあります。

Q4:精神分析はどんな人に向いていますか?

うつや不安で悩む人、両親や配偶者、職場での人間関係に悩む人、なぜかいつも失敗を繰り返してしまう人など、生きづらさやうまくいかなさを抱え、それを何とかしたいと思っている人が対象になります。
ただし、心の奥底を深く見つめる作業は、時に苦しみを伴います。
試しに受けてみようというのでは、長続きしないようです。
精神分析を受けてみようという動機が十分に確立してから分析に入ると、ゆっくりとですが大きな変化が期待できます。

Q5:精神分析を受けたいのですがどうすればいいですか?

当院にご予約していただく際に、精神分析を受けたい旨をお伝えください。
何度かお話を聴かせていただいた上で、分析に入るかどうかを決定したいと思います。
なお、ご予約の際には、留守番電話対応になっていることが多いため、メッセージをお入れください。
後ほど、こちらからご連絡させていただきます。

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